MT4とMT5にはどんな違いがあるのでしょうか、EAなどに違いはあるのでしょうか。一番大きな違いは、MT4はCPUのシングルスレッドにしか対応していませんが、MT5はマルチスレッドに対応しているという点です。CPUは処理を行う脳みそのようなもので、マルチスレッドは一度に複数の処理ができます。そのためMT5はEAバックテストやポジション決済などの作業スピードが格段に上がっています。その代わりMT5はメモリを大量に消費してしまうため、メモリ容量が少ないパソコンで複数起動をするとメモリ不足になる可能性があります。VPSで稼働させている方は要注意です。
プラットフォームとしての機能では大きな差異はなく、分足や時間足が9種類から21種類に増えていたり、インジケーターや注文方法が豊富になっていたりするぐらいです。MT4は開発終了宣言がされていますが、MT5はまだまだこれからもアップデートされていくようです。ただし現在利用できるEAの数や対応しているFX会社の数は圧倒的にMT4の方が多く、MT5はまだまだ普及途中と言えます。今後MT5の利用が浸透してこれば、取り扱いFX会社会社も増え、EAも増えてくることが予想されますが、MT4の人気はまだまだ根強いものがあります。